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夫婦で温泉へ出かけるなら、観光の予定を詰め込まず、静かな宿でのんびり過ごす旅もいいですね。川の音を聞き、山の景色を眺めながら、日頃の慌ただしさから少し離れる。そんな時間を楽しみたいご夫婦に、今回は板室温泉をご紹介します。
栃木県那須塩原市にある板室温泉は、那須連山の麓に広がる自然に囲まれた温泉地です。昔ながらの湯治の文化が残り、「下野の薬湯」や「杖いらずの温泉」という呼び名でも親しまれてきました。
温泉に入れば必ず杖が不要になるという意味ではありませんが、この呼び名からも、長く保養の場として大切にされてきたことが伝わります。にぎやかな観光地を歩き回るより、宿で温泉と食事を楽しみたい夫婦旅に似合う場所です。
今回は、板室温泉でシニア夫婦の宿選びの候補になる3軒をまとめました。温泉だけでなく、寝具や食事の場所、館内の移動も見比べながら、おふたりに合う宿を探してみてください。
板室温泉で宿を選ぶ時のポイント
板室温泉では、ぬるめの湯や、綱につかまって立ったまま入る伝統的な入浴法など、宿ごとに異なる温泉の楽しみ方があります。お湯の温度や浴槽の深さ、手すりの有無を確認し、自分たちが入りやすいお風呂を選びたいですね。深い浴槽や打たせ湯は、無理に利用せず、入りやすい内湯で過ごす方法もあります。
客室選びでは、和室の布団かベッドかに加えて、寝具の高さも見ておきましょう。ベッドでも低いタイプでは立ち座りが気になる場合があります。階段を避けたい方は、客室の階と、大浴場や食事場所までの移動経路を予約前に相談しておくと、滞在の様子をイメージしやすくなります。
食事は部屋食や個室の食事処など、宿によって違いがあります。ふたりで落ち着いて食べたいのか、部屋から移動せずに過ごしたいのかを考えて選びましょう。電車で訪れる場合は、駅からの送迎の有無と予約方法も一緒に確認しておくと、到着後の移動がスムーズです。

板室温泉大黒屋 保養とアートの宿
「板室温泉大黒屋 保養とアートの宿」は、温泉とともに庭園やアートを楽しめる宿です。宿で過ごす時間を旅の中心にして、川のせせらぎや季節の景色を感じながら、夫婦で静かな休日を過ごしたいときの候補になります。
温泉は源泉かけ流しで、露天の湯・たいようの湯・ひのきの湯があります。ひのきの湯には熱めとぬるめの浴槽があり、好みに合わせて選べるのも特徴です。今回紹介する本館の客室にはお風呂がないため、大浴場までの移動を含めて部屋を選びましょう。
客室は和室・洋室・和洋室があり、ベッドのある部屋も用意されています。足腰の負担が気になる方には、宿が案内している松の館1階のベッドルームを相談する方法があります。完全なバリアフリー対応ではないので、段差や浴場への道順など、気になる点を具体的に伝えておくとよいですね。
夕食と朝食は基本的に部屋食で、客室のテーブルに用意されます。食事会場までの移動を減らし、ふたりのペースで和食を味わえるのは、落ち着いた旅をしたいご夫婦にうれしいところです。グループ利用では食事場所が変わる場合があります。
館内で温泉を楽しむだけでなく、庭園の作品を眺めたり、喫茶でひと休みしたりする過ごし方もできます。散策は足元や天候を見ながら、無理のない範囲で楽しみましょう。予約時には、ベッド付き客室の種類と浴場への移動距離を確認しておくのがおすすめです。
こんなご夫婦におすすめ
・温泉と庭園、アートを楽しみながら、宿でゆっくり過ごしたい
・朝夕の部屋食で、ふたりの時間を大切にしたい
・1階のベッド付き客室を相談し、館内移動の負担を考えて選びたい

板室温泉大黒屋 保養とアートの宿
楽天トラベルで料金・空室を確認する那須板室温泉 ONSEN RYOKAN 山喜
「那須板室温泉 ONSEN RYOKAN 山喜」は、全8室の小さな宿です。木の温もりを感じる客室は、それぞれ造りが異なります。大きなホテルのにぎやかさから離れ、夫婦で落ち着いた時間を過ごしたいときに検討したい一軒です。
温泉は自家源泉を使ったかけ流しで、大浴場には内湯と露天風呂があります。板室温泉に伝わる立ち湯を再現しているのも特徴です。深さのある浴槽が気になる方は、利用方法や入りやすい浴槽について、到着時に案内を受けておきましょう。
客室にはツインのローベッドがある洋室や、総檜の温泉ビューバスを備えた「楓」「椛」などがあります。部屋の温泉を楽しみたい方は、浴室付きの客室を指定して選ぶ必要があります。寝具の高さや客室までの階段、大浴場への経路も、予約前に確認したいポイントです。
食事は席ごとに区切られた個室の食事場所で、夕食には旬の素材を使った和のコース料理が用意されます。近郊の野菜や季節の食材を味わいながら、夫婦でゆっくり食卓を囲めるのが魅力です。食物アレルギーがある場合は、予約時に対応範囲を相談してください。
那須塩原駅からは予約制の送迎が案内されています。便数や出発時刻が決まっているため、利用する場合は列車の到着時刻と合わせて確認しましょう。電車旅でも移動を組み立てやすく、到着後は宿でくつろぐ時間を大切にできます。
こんなご夫婦におすすめ
・部屋数の少ない宿で、静かな休日を過ごしたい
・温泉付き客室やローベッドのある客室を見比べて選びたい
・個室の食事場所で、旬の料理をゆっくり楽しみたい

那須板室温泉 ONSEN RYOKAN 山喜
楽天トラベルで料金・空室を確認する板室温泉 奥那須・大正村 幸乃湯温泉
「板室温泉 奥那須・大正村 幸乃湯温泉」は、木造の建物と全館畳敷きの館内が特徴の宿です。昔ながらの和の雰囲気を感じながら、宿で温泉を楽しむ時間をたっぷり取りたいご夫婦の候補になります。
温泉は源泉かけ流しで、綱につかまって入る深い「綱の湯」や、高さ4メートルの打たせ湯などがあります。宿泊者専用の畳敷きの浴場も用意されています。露天風呂は男女の日替わり制なので、利用できる浴槽と時間を確認し、体に負担のない入り方で楽しみましょう。
客室は和室が中心です。畳の上でくつろぐ旅が好きな方には合いますが、布団からの立ち上がりが気になる方は、寝具や椅子の用意について事前に相談しておきたいですね。客室の階、階段の有無、浴場までの距離も、予約時に確認しておきましょう。
食事付きプランでは、夕食・朝食とも広間や食堂が食事場所として案内されています。部屋食を前提にせず、選ぶプランの献立と会場を見ておくとよいでしょう。食事量や食べやすさについて希望がある場合も、予約前に宿へ相談してください。
那須塩原駅からは、予約制の無料送迎バスが案内されています。車の場合は無料駐車場を利用できます。現地ではクレジットカードが使えないと案内されているため、予約時の決済方法と現地で必要な支払いを確かめておくと、当日慌てずに済みます。
こんなご夫婦におすすめ
・畳敷きの館内で、和の雰囲気を楽しみながら過ごしたい
・特徴のある露天風呂と内湯を、自分たちのペースで楽しみたい
・駅からの予約制送迎を利用して、温泉中心の旅をしたい

板室温泉 奥那須・大正村 幸乃湯温泉
楽天トラベルで料金・空室を確認する板室温泉へのアクセス
電車で向かう場合は、東北新幹線の那須塩原駅を起点にすると旅程を組み立てやすくなります。駅から宿へは、路線バスやタクシー、宿の送迎などを利用します。送迎は宿ごとに条件が違うため、予約の際に利用できる便を確認しましょう。
板室温泉方面へは、黒磯駅を経由する路線バスもあります。乗る便によって所要時間や乗り継ぎが変わるので、出発前に現在の時刻表を確認してください。荷物を持って歩く距離が気になる場合は、最寄りの停留所から宿までの道順も聞いておくとよいですね。
車では、東北自動車道の黒磯板室インターチェンジから各宿へ向かいます。幸乃湯温泉は温泉街中心部と所在地が異なるため、宿名と住所を確かめてナビを設定しましょう。冬の旅行では、道路状況と冬用タイヤなどの準備も確認が必要です。
周辺観光を組み合わせる場合も、宿へ早めに到着できる余裕を残しておきたいところです。ふたりの体調や天候に合わせて立ち寄り先を選び、温泉と食事を楽しむ時間を大切にする。それくらいのゆったりした予定が、板室の旅には似合います。
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まとめ
板室温泉は、山や川の景色を感じながら、宿で静かに過ごす夫婦旅の候補になる温泉地です。観光を次々と回るより、湯上がりにひと休みし、食事を楽しむ時間を大切にしたいときに考えてみたいですね。
大黒屋は、朝夕の部屋食やベッド付き客室、庭園とアートを楽しむ過ごし方が特徴です。館内移動を考えながら客室を相談し、宿でゆっくり過ごしたいご夫婦に向いています。
山喜は、全8室の落ち着いた宿で、個室の食事場所や温泉付き客室を選ぶ楽しみがあります。客室ごとの造りや寝具を見比べ、ふたりの好みに合う部屋を探したいですね。
幸乃湯温泉は、畳敷きの館内や特徴のある浴場が魅力です。和室での過ごし方、食事会場への移動、利用できるお風呂を確認して選びましょう。
どの宿も、温泉の入りやすさや寝具、館内移動を具体的に確認することが大切です。料金と空室だけでなく、自分たちが無理なく過ごせるかを考えながら、次の夫婦旅の一軒を見つけてください。
ジュンじいの旅さがしメモ
「杖いらずの温泉」という呼び名を聞くと、板室で過ごす時間に興味が湧きますね。昔から多くの人が湯に親しみ、ひと息つく場所として大切にしてきたのだろうなと感じます。
私もこの年になると、旅先でどれだけ回れるかより、帰るときに「いい時間だったね」と夫婦で話せることが大事になってきました。川の音を聞きながらお茶を飲むだけでも、思い出になることがあります。
今回の宿選びでは、部屋食や個室での食事、ベッドや布団といった違いも気になりました。同じ温泉地でも過ごし方は変わるので、おふたりの好みを話し合うところから、旅が始まるのかもしれませんね。
温泉も散策も、頑張りすぎずに楽しみたいものです。少し休んで、また気が向いたらお湯へ。そんな予定に余白のある旅を、これからも探していきたいと思います。
さて、次はどこを旅さがししようかな。


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